集まった資金を元に日本からDD51の運転経験を持つ技術者を派遣し2020年1月、本格的なメンテナンスを始める。ところが、その直後に新型コロナウイルスの影響で渡航が制限され、現地に赴いての技術支援もストップしてしまう。それでもSNSで指導を行ったり、不具合が生じた部品を調達したりと地道に活動を続けてきた。
コロナ禍が過ぎた今は、DD51がタイと日本の友好の懸け橋となることを夢見る。「DD51を始め沢山の鉄道車両が日本からタイへ渡り現役で走っていること、また第二次世界大戦中に旧日本軍が敷設した泰緬鉄道の歴史もより多くの日本の鉄道ファンに知ってもらいたい」と吉村さん。
当初は1年で終了する予定だったクラウドファンディングを今後も継続し、資金はDD51の技術指導やメンテナンス、日本の車両を楽しむ旅企画、泰緬鉄道の広報の費用などに充てたいと考えている。リターンにはタイでの鉄道に関するイベントやツアーの案内を用意。「親日の国・タイの人々はとても温かく、訪れる人を優しく出迎えてくれる。“鉄ちゃん”だからこそできる国際貢献・友好活動に是非参加してもらえたら」と呼びかけた。
※ラジオ関西『羽川英樹ハッスル!』2023年6月8日放送回、「ハッスル応援団」より
◆DD51技術支援・鉄道を通した日タイ友好活動を続けたい
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