海あり、山あり、川あり! 兵庫・西播磨地域の魅力 清流が育む食文化や山城めぐりも名物 | ラジトピ ラジオ関西トピックス

海あり、山あり、川あり! 兵庫・西播磨地域の魅力 清流が育む食文化や山城めぐりも名物

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 兵庫県西部に位置し、北は県下有数の森林地帯、南は瀬戸内海に面した風光明媚な海岸を有する西播磨地域。兵庫県西播磨県民局長・渡瀬康英さんが6月21日(水)、地元のラジオ番組に出演し、地域の魅力と地域創生の取り組みについて語った。

 相生市、たつの市、赤穂市、宍粟市の4市と太子町、上郡町、佐用町の3町で構成される西播磨地域。交通網が充実し、阪神地域から日帰り圏内とアクセスしやすい立地ながら、地域の約8割が林野という自然あふれる場所だ。

赤西渓谷(宍粟市)

 豊かな森、そして起伏に富んだ丘陵地を経て播磨灘へと流れ込んでいるのが清流・揖保川と千種川。この水資源こそが西播磨の大きな魅力だと渡瀬さんは話す。「流域には渓谷や滝などもあり、観光名所となっています。また、これからの季節は鮎漁の最盛期。県内外からたくさんの方が鮎釣りに訪れます」。

 清流から生まれた美食も豊富だ。新鮮な鮎は塩焼き、天ぷら、甘露煮など多種多彩な味わい方を地域内の店で楽しめる。そして名水と良質の小麦、赤穂の塩を原料とし、熟練の職人が丹精込めて作る「手延そうめん 揖保乃糸」は全国的に知られる逸品。地域にはおいしい素麺が食べられる店が数多くあり、たつの市にある『揖保乃糸資料館そうめんの里』ではそうめん流しが名物となっている。

揖保乃糸

 さらに西播磨を語る上で欠かせないのが歴史名所の数々。特に地域内に130以上あるという山城は、歴史好きには堪らないスポットで近年訪れる人が増えているという。「南北朝時代から戦国時代にかけて建築されたもので、西播磨が要衝の地だったからこそこれほどの数の城が建てられたのだと思います。500年以上の時を越え、乱世を生き抜いた武将たちの思いを肌で感じられる場所です」と渡瀬さん。

有年山城(赤穂市)
城山城(たつの市)

 江戸から明治の時期に北前船の寄港地として栄え、日本遺産に認定された、たつの市室津や赤穂市坂越も、週末は多くの観光客で賑わう。

室津のまち並み(たつの市)
室津(たつの市)
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