岩谷美紀恵さん(31)は、最近奈良から大阪に移り住んだ。もとはボディビルダーだった。「この仕事、いったん遠のくと、10キロも体重が増えるんです」と苦笑い。「ギャルみこし、しっかり担いだら、元の体型に戻しますよ」と笑う。
福島由莉さん(30・大阪府泉佐野市)はキャビンアテンダントとして、この3年間、マスク生活で乗客どうしの会話も禁止、声を出すこと自体がはばかれる機内の様子に接し、とても辛かった。ようやく戻りつつある日常に、「私も思い切って声を出すことができれば」と目を輝かせた。
コロナ禍がなければ、ギャルみこしに応募することはなかったかも知れないと振り返る。「体力もあるんですよ。ボクシングエクササイズを続けてます」。担いだことがないみこしの重みは、すぐに左肩に馴染んだ。
ふだんはトラック運転手として奔走するナミさん(28・大阪市東淀川区)は、「地元のお祭りだけじゃなく、女性が輝く舞台に立ちたかった。みんな素敵な女性ばかり。とても素敵な仲間ができました」と話す。