「これでいいのかなぁと思っては書き直すんです。子どもの自主性を引き出すような手紙にできないかなと考えながら書かせていただいています」と話す加登さん。手紙を何度も読み返し、どう返事をしたらいいかを家でも思案し続け、翌日、考え抜いた返事を法務局でしたためることもあったといいます。
取材を担当した大西由梨氏は「(SOSミニレタ―が)自分のことに関して、それだけ時間をかけて一生懸命考えてくれる人がいる窓口だということを伝えたい」と話し、加登さんは「手紙という相談窓口があることを知り、活用していただけたら」と呼びかけました。
□□□□□
SOSミニレターが近くで手に入らない、すぐに欲しい場合には、電話相談窓口「こどもの人権110番」に連絡すると送ってもらうことができます。(電話0120-007-110、全国共通・通話無料、月~金曜午前8時30分~夕方5時15分)
なお「こどもの人権110番」は「こどもの人権相談 強化週間」期間中(23日から29日)は通常より時間を延長、土日も受け付けます。月曜から金曜は午前8時30分から午後7時、土日は午前10時から午後5時までです。
メール・LINE相談には法務省のページから飛ぶことができます。ホームページは、インターネットで「こどもの人権110番」と検索すると出てきます。
※「ニュース・タイムライン」2023年8月8日(火)放送回より