「常に好奇心旺盛でいたい」 ギタリスト・山本恭司が信じる、ギターの無限の可能性 和楽器とコラボも | ラジトピ ラジオ関西トピックス

「常に好奇心旺盛でいたい」 ギタリスト・山本恭司が信じる、ギターの無限の可能性 和楽器とコラボも

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「言葉を使わないコミュニケートはギターにもできる。僕はそれを信じているし、実際にできるという自負もあります」と語るのは、ギタリストの山本恭司。8月26日放送のラジオ番組に出演し、ギターに秘められた無限の可能性や音楽にかける思いを明かした。

ギタリストの山本恭司(写真左)、DJ KOO(同右)

 1976年にハードロックバンド・BOW WOWでデビューして以来、WILD FLAG、再結成したBOWWOWとして日本のロック・シーンをリードし、現在はソロ活動も精力的に行っている。

 番組冒頭、今年行われたWILD FLAGのライブを振り返った山本。スリーピースならではの魅力を「自由度の高さ」にあると語り、ライブの裏側についてこのように語った。

「僕が『えいっ』とコードを変えてもベースがすぐに追いついてくれるので、ワンマンライブのときは毎回その場で新曲を作ってるんですよ。お客さんから『ドとファとシ』みたいにお題をもらって、アップテンポかヘビーかバラードか聞いて、1分くらい僕とベースで打ち合わせをしてドラムには何も説明せず(笑)。それで、できた曲を演奏して歌も即興で歌うという。だから『WILD FLAGのライブに行くと新曲が聴ける』というのを売りにしています」(山本)

 ソロ活動でも、『山本恭司 弾き語り・弾きまくりギター三昧』というライブを全国各地で開催している。「より自由度が高い」と語るこのライブでは、「ギター1本でどこまでいけるかの挑戦」をしているという。

 さらに、「1人だからこそ、音楽の自由さ・美しさ・深さをとことん伝えられるライブだと思っています。ギター奏法ひとつとっても、『ギターでこんな音が表現できるの?』ということを伝えたり」と付け加え、ソロ活動ならではの魅力を語った。

「歌には“言葉”があって、それを表現するためにリードシンガーがいますけど、それ(言葉)をギターに置き換えるのは歌うよりもハードルが高いですよね」と、DJ KOOがギターの可能性について言及。これに対し、山本は過去の経験を明かした。

「以前、WILD FLAGのライブで『I'm a Boy』という曲を演奏したんです。その曲には『ずっと憧れてた 言葉のいらないこんなコミュニケーション』というフレーズがあって。動物にしても赤ちゃんにしても、言葉を使わずちゃんとコミュニケートできていますよね。ギターにもそれ(コミュニケーションする力)があると信じていますし、実際にできるという自負があります」(山本)

 自身のギター奏法を駆使し、三味線や尺八、フルオーケストラとの共演もしてきた。ジャンルを問わず積極的にコラボすることについては、「割とチャレンジャーなので、相手の土俵に『えいっ』と乗っかってみたいんですよね」とコメントした。

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