タコといえば明石だこ! 厳しい環境で育ったムキムキの足は弾力が抜群! | ラジトピ ラジオ関西トピックス

タコといえば明石だこ! 厳しい環境で育ったムキムキの足は弾力が抜群!

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 兵庫県の地域ブランドとして全国に知られる「明石だこ」。近年スーパーなどに並ぶタコは海外産のものが多く、国内産は希少。その中でも明石海峡や明石沖で獲れるマダコ、通称「明石だこ」は全国の食通を唸らす逸品だ。

 他のタコと大きく違うのはその弾力。明石だこが育つ明石海峡周辺の海底は岩場や砂場などの起伏が激しく、速くて複雑な潮の流れが特徴だ。その流れに耐えるようにふんばるため明石だこの足は太く筋肉質になったと言われている。そのため独特の弾力とプリプリの歯ごたえが楽しめ、コリコリとした吸盤の主張も味わえる。

 また、明石海峡はカニや貝・エビなどのエサも豊富で、特に夏場は産卵にそなえて栄養をたくわえることもあり、大きく成長し旨味も強い。

 神戸市須磨区の産直市場「ナナ・ファーム須磨」では毎年「明石だこ」を仕入れている。去年までは不漁が続き入荷が不安定で、今年もスタートは遅かったものの現在は安定した入荷を維持しているという。グラム売りで「生だこ」と「ゆでだこ」を販売しているが、仕入れ直後のタコはカゴから飛び出すほどの元気を見せるそうだ。

元気いっぱいのタコ

「ゆでだこは熱が通っているけど固くはない、生だこに近いような状態を目指し、活きだこを塩もみする段階から店内で仕込んでいます」と、同市場のスタッフ。

 切るだけで使えるので酢の物などの一品にぴったり。また、ゆでだこを使って煮物を作る場合は「炭酸水を使うと柔らかくなる」とおすすめの調理法も教えてくれた。

 タコには疲労回復や肝機能の強化に効果があるとされるタウリンが豊富だという。まだまだ暑さは続きそうなので、明石だこで元気を蓄えてほしい。

■ナナ・ファーム須磨
兵庫県神戸市須磨区外浜町4-1-1
電話 078-733-7722
※店舗ごとに営業時間や定休日が異なるため、詳しくはナナ・ファーム須磨公式サイトを参照。

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