パソナグループ 大阪・関西万博パビリオン着工へ 巨大アンモナイト、ナビゲーターは鉄腕アトム! | ラジトピ ラジオ関西トピックス

パソナグループ 大阪・関西万博パビリオン着工へ 巨大アンモナイト、ナビゲーターは鉄腕アトム!

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パソナグループ・南部靖之代表「パビリオンに鉄腕アトムがやって来ます!“いのち”の大切さを伝えに」

 南部代表は、パビリオンを形づくるアンモナイトにスポットを当てた理由について、「氷河期を3度乗り越えたとされる、その生命力」を挙げた。アンモナイトは淡路島で発掘されていることも移設先として最適だとも話した。
 そして、「関西から未来に向けての姿を提言し、その提言が50年、100年後につながるように」と思いを語った。

 澤教授は、中学生時代に千里丘陵で開かれた1970年の大阪万博で、ボーイスカウトの一員として手旗信号隊として催事に出演した。その時、万博のあらゆる展示に衝撃を受けた思い出が忘れられないという。その後、心臓血管外科医として数万人の命に携わり、「救えない命もあった。命の大切さを痛感する」と振り返る。
 50年が経ち、大阪・関西万博に関わるようになった。命をテーマにするならば「心臓疾患の究極の課題“心不全”をどうとらえるか」との思いを強くしたという。

澤芳樹教授「毎分数リットル、1日10万回、100年近く動き続ける心臓の神秘性」に着目
「科学の力を知ることで、子どもたちに興味や気づき、夢を与える」

 万博期間中は、「iPS心筋細胞シート」を展示する予定だが、澤教授は「184日間、細胞を継続展示するのは非常に難しく、パビリオンのバックヤードに”細胞培養工場”を設け、専任スタッフが常駐する可能性もある」と明かした。
 南部代表は、「これは、1970年の大阪万博でアメリカ館で展示された『月の石(※)』に匹敵するのでは」と期待を寄せた。

 ※アメリカ館では、1969年に人類初、有人での月面着陸を果たしたアポロ宇宙船(アメリカ)が持ち返った、実物の「月の石」が目玉に。これを見ようと4時間待ちの長蛇の列ができた。

 建築デザインを担当した板坂氏は、ラジオ関西の取材に対し「正直、難易度が高い建造物だ」と話した。しかし、「本当にサステナブルな(持続可能な)観点で見れば、一度解体して移設し、その移設先で建て直すのではなく、そのまま移設して永続的に淡路島で機能することが、環境面でもベストだ。このパビリオンではホタテ貝などの廃材を固めて樹脂にして部分的に使う手法も取っているが、ありのままで移設することを前提に、いわば自然に倣う(ならう)ことが重要だ」とみている。
 低炭素建築を目指し、可能な限り化石燃料は使わない。屋根に微量な水を注ぐ構造とし、炎天下でもパビリオンの表面温度を下げ、気化熱による涼風が内部の温度を快適にする。

板坂諭氏「パサステナブルな観点では、ビリオンを崩すのではなく、そのまま移設することが重要」
パビリオン建設工事は2023年9月から 2024年11月に完成予定

 SDGs(持続可能な開発目標)への貢献を目標に掲げる大阪・関西万博では、 パビリオンをはじめ会場内施設の再利用といった資源の循環が課題となっており、このコンセプトにも合致する。

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鉄腕アトム ©TEZUKA PRODUCTIONS
ブラック・ジャック ©TEZUKA PRODUCTIONS

■パソナグループ 大阪・関西万博パビリオン『PASONA NATUREVERSE』プレゼンテーション映像 ©Expo 2025


【パソナグループ・サステナビリティ活動(公式ウェブサイトより)】

 【2025年大阪・関西万博 公式ウェブサイト】

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