床に広がるクローバーの形は住宅のいわば「間取り」。中心部分が家族共有のスペースで、カーブさせた壁がダイニングや水回りなど様々な性格のスペースを作り出した。
この他、壁から飛び出している西宮市にある住宅の一部「SHIP」や、阪神・淡路大震災で全壊判定を受けた宮本さんの自宅を耐震補強した「ゼンカイ」ハウスなども展示する。
「住宅を設計する際、何も立っていない土地を見ると小さく感じるというお客さん(施主)が多い。そこにものが建ってくると大きく感じるようになるんですけど。逆に、部屋に入れるとこんなに大きいのかと、建築家の私もびっくりしました。想像力を巡らせて見えない部分がどのようになっているのか見てほしい」と宮本さんは話す。
会場の出口には、その答え合わせができる展示もあるほか、会期中、会場から徒歩10分ほどの宮本さんのアトリエ「ゼンカイ」ハウスは特別公開される。
宝塚市ゆかりのアーティストを紹介する『Made in Takarazuka』シリーズ第4弾
企画展「入るかな? はみ出ちゃった。~宮本佳明 建築団地」
2023年9月16日(土)~10月22日(日)
休館日:水曜日
宝塚市立文化芸術センター 2階メインギャラリー(宝塚市武庫川町7-64)
公式WEBサイト https://takarazuka-arts-center.jp
観覧料:一般(高校生以上)1000円 中学生以下 無料