「だんじり基準のカレンダー」が作られるほど、だんじり愛にあふれた町・岸和田。ところが、最近は少子化の影響もあり、祭りを取り巻く状況にも変化があるようです。
「祭りへの参加者が減少しつつあります。最近は、他の地区との連携を強化し、人員不足を補っている町も多いですね。また、だんじりの駒(車輪にあたる部分)に『ベアリング』という部品を入れ、少人数でも動かしやすくするという加工をおこなっている町もあります」(泉州だんじり祭)
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戦争、台風、疫病といった未曾有の事態によって存続が危ぶまれることもありつつ、地元民の熱意によって今日まで続いてきた岸和田だんじり祭り。現代でも参加者減少という問題に直面しつつ、工夫をこらしていることが分かりました。
(取材・文=つちだ四郎)
◆泉州だんじり祭
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