元日本代表FW岡崎が理事 「FC BASARA HYOGO」 兵庫からJ入り目指すクラブの歩み | ラジトピ ラジオ関西トピックス

元日本代表FW岡崎が理事 「FC BASARA HYOGO」 兵庫からJ入り目指すクラブの歩み 

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 兵庫県で活動する「FC BASARA HYOGO(エフシー・バサラ・ヒョウゴ)」。元日本代表FW岡崎慎司選手(シント=トロイデンVV/ベルギー)が理事に名を連ねるサッカークラブは、これまでアカデミーやスクールといった育成年代を主体としていましたが、このほど社会人チームを譲り受け、今年からトップチームが発足。関西サッカーリーグ・ディビジョン1(1部)での戦いに臨みました。ここでは将来的なJリーグ参入を目指して第一歩を踏み出した戦いや、チームの歴史をたどります。

応援してくれたアカデミー生、サポーターたちと(9月18日)(C)FC BASARA HYOGO
「FC BASARA HYOGO」トップチームの選手たちと、スタンドから声援を送ったクラブのアカデミー生、サポーター(2023年9月18日、関西リーグ1部最終節より) (C)FC BASARA HYOGO

 昨年、当時関西リーグディビジョン2(2部)の「FC EASY明石」と、「FC BASARA HYOGO」を運営する一般社団法人マイスターが協議を重ね、同年12月にチーム譲渡が決定。2部で優勝、1部昇格をつかんだ前チームの思いを受けて、今年1月より新たにトップチームが始動しました。

 公式戦スタートは、3月。天皇杯兵庫県予選に出場するための関西社会人第2代表決定戦に臨み、PK戦で「FC.AWJ」を下してその切符をつかみます。その後、県予選準決勝では関西学院大学に2-3と惜敗しましたが、前半で一時は2-0とリードするなど善戦。今後への足掛かりをつかむかと思われました。

 しかし、4月から開幕した関西リーグ1部では、開幕戦を勝利するなど前期を4位で終えるも、7月からの後期では白星から遠ざかり苦戦。それでも、最終節では、兵庫県播磨地域をホームとする「Cento Cuore HARIMA」に2-0と勝利。初年度は4勝4分6敗、勝点16で8チーム中6位となり、土壇場で1部残留を決めました。

 初の1部の経験で、8チームでリーグを戦う難しさに直面しながら、残留争いを乗り切ることができた「FC BASARA HYOGO」。この経験を活かして、来シーズンは上位争いに食い込むべく、選手補強を含めて注力していくと、クラブは前を向いていました。

1部残留がかかった最終節、円陣を組む選手たち(9月18日)(C)FC BASARA HYOGO
1部残留がかかった最終節、円陣を組む選手たち(2023年9月18日、関西リーグ1部最終節より) (C)FC BASARA HYOGO
先制点を決める築山選手(9月18日)(C)FC BASARA HYOGO
先制点を決める築山選手(2023年9月18日、関西リーグ1部最終節より) (C)FC BASARA HYOGO

◆ドイツにも拠点 クラブの歴史を振り返る

 ここからはクラブの歩みを見ていきます。2014年に滝川第二高校サッカー部OBらが中心となり、現在の運営母体となる株式会社マイスター(現・一般社団法人マイスター)を設立。同年には中学生を対象とした「スマフットボールクラブ」を受け継ぎ、「マイスタースマフットボールクラブ」に改称して、約6年間活動してきました。

 時を同じく2014年には、「日本人がドイツでサッカーを通じ、人として成長できる場を作りたい」との思いから、滝川二高で同期の岡崎選手と山下喬さんが中心になって、ドイツのマインツに「FC BASARA MAINZ」を創設します。11部からスタートし、5年連続でリーグ優勝。現在は6部に所属しています。

 その「FC BASARA MAINZ」と一貫した理念のもとチーム運営をすべく、「マイスタースマフットボールクラブ」は2021年から現在の「FC BASARA HYOGO」に名称を変更しました。

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Clip | ラジオ関西 | 2023/09/26/火 14:30-16:00

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