◆鉄アナ・羽川英樹「行ってきました！」
今回は気動車王国といわれる四国に渡り、『徳島』～『鳴門』間を中心にリポートします。
スタート地点の徳島市は夏の阿波おどりで有名ですが、今年は11月2・3日に「秋の阿波おどり」が開催され多くの観光客が訪れました。また、JR徳島駅から徒歩10分のところにある阿波おどり会館では、年中、演舞を見たり、体験したりすることもできます。そして、この会館の5階から眉山山頂まではロープウェイで結ばれ、標高290メートルの山頂にある展望台からは徳島市街を一望することができます。
市内を流れる新町川沿いのボードウォーク散策や、ひょうたん島と呼ばれる中州を1周する水上遊覧も気持ちいいですし、ヨットハーバーの向かいが県庁という光景も珍しいものがあります。
地元グルメでは徳島ラーメン・阿波尾鶏・まめ玉（金時豆の入ったお好み焼き）・フィッシュカツ（白身魚のすり身のカレー風味）に、名産のすだちと、“うまいもん”もいっぱい。
そして鉄道に目を向けると、徳島県には電化区間がなく県内全線で気動車が大活躍しています。ただし、県内はICカードが全く使えないのでご注意ください。
近代的な外観とはうらはらに、構内に昭和の面影を随所に残すJR徳島駅。そして駅に隣接する徳島運転所には、県内を放射状に伸びる各線の列車が数多く留置されています。
『徳島』と『高松』という隣県の主要駅を結ぶ高徳線の特急「うずしお」は、気動車特急の運転本数日本一を誇ります。最新鋭の2700系や、1日1往復だけの味わい深いキハ185系も走っています。
