どういうことかと言いますと、天ぷらは小麦粉で作った衣で包みこむようにして揚げるため具材の栄養が外に出ていきづらく、その分栄養をしっかりと摂取できるんです。さらに、天ぷらの多くに含まれるエビや小エビにはタウリンが豊富なのだそう。タウリンといえばエナジードリンクなどに入っている、まさに元気の素ですからね。
店主によると、「その昔、天ぷら×生卵という最強の組み合わせやから『スタミナうどん』って名前がついたんやって、親父から聞いたことあるわ」とのこと。
なるほど! 今では栄養価が高くスタミナのつくものはたくさんありますが、50年以上前の当時、「手軽に食べられる立ち食いうどんのなかでスタミナがつくのはこれやで」とこの名がつけられたのではないか、と……。
名前の由来は諸説あります。私が調査したなかでは、今のところこの説が最も有力でしたが、引き続き「スタミナうどん」について調べていこうと思います。
スタミナとは、「体力」「精力」「持久力」。
※ラジオ関西『バズろぅ!』2023年12月6日放送回より
(『バズろぅ!』ラジオパーソライター・わきたかし)