『論語』は心のプログラミング法 能楽師・安田登 身体的アプローチで読み解く古典 | ラジトピ ラジオ関西トピックス

『論語』は心のプログラミング法 能楽師・安田登 身体的アプローチで読み解く古典

LINEで送る

この記事の写真を見る(2枚)

 安田さんの話を受け、平田さんは「ディベート」と「ダイアローグ」の違いについて触れた。ディベートの場合、AとBが戦ってAが勝つとBはAに従うけれど、Aはそのまま。一方のダイアローグでは、AとBが話し合って“C”という新しい概念を生み出す。つまり、AもBも変わることを前提として対話するのだが、これが日本人が不得手とする部分で「どうも自分を偽る感覚になってしまう」のだとか。

「もともと“心”という強固なものがあると信じてしまうと、そぎ落とされてしまったような感覚になるが、“窓”ととらえてそれを付け替えたり、広くしてみるといった発想だと、ものの見方・自律的な心のプログラミングに有効だということですね」(平田さん)

能楽師・安田登さん(写真中央)、番組パーソナリティーの平田オリザ(同右)、田名部真理(同左)

※ラジオ関西『平田オリザの舞台は但馬』2023年12月7日放送回より

☆☆☆☆☆

『平田オリザの舞台は但馬』
放送日時:毎週木曜日 13:00~13:25
放送局:ラジオ関西(AM 558khz / FM 91.1mhz)
パーソナリティー:平田オリザ、田名部真理
メール:oriza@jocr.jp

『ラジコ』では放送後1週間はタイムフリーでの聴取が可能。番組では、平田オリザさんが、ともにパーソナリティーを務める田名部真理さんと、これまでの自身の話しや演劇界への思い、移住拠点となっている兵庫・豊岡、但馬地域について、トークを進めていく。

LINEで送る

関連記事