高級住宅街「芦屋」 保育園児ママに聞いたリアル 習い事の常識 幼少期から“ホンモノ”に親しむ環境 | ラジトピ ラジオ関西トピックス

高級住宅街「芦屋」 保育園児ママに聞いたリアル 習い事の常識 幼少期から“ホンモノ”に親しむ環境

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 日本屈指の高級住宅街があるとして知られる兵庫県芦屋市。今年5月には、全国歴代最年少の26歳の市長が誕生したことでも話題になりました。

 有料道路を通らなければ入れない住宅地もあるなど「リッチ」「セレブ」と表現されることの多い同市。“芦屋マダム”とも呼ばれるママたちの意識と、地元に根付いた教育文化について、芦屋でフリーペーパーや地域情報サイトを手がける会社『芦屋人(あしやびと)』のスタッフに聞きました。

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 住む人たちが持つ豊富な人脈などから「セレブを身近に感じられる街」としつつ、「お住まいの方は、テレビで紹介されるセレブマダムのような方ばかりではありません。一般的な団地や住宅地もあります」と話すのは、『芦屋人』のライターの杉本せつこさんと北島志保さん。「こだわりや興味のあることにはお金を使う方が多い印象」といいます。

 特に、子どもや教育に関してはしっかりお金をかける、幼いうちから海外旅行や留学も考えるといった文化が根付いているもようです。

◆習い事は、3つ4つは当たり前

 他の地を離れて芦屋に住むようになったという子育て中の女性の話では、地元の友人に、「子どもの習い事が3つ4つなのは当たり前」と話すと驚かれるそう。実際に習わせている、あるいは注目している習い事として挙がったのは、ハープ、ピアノ、フルート、リトミックなど。他にそろばんなどの勉強系も。

 その女性によると、“芦屋らしさ”を感じるのは、先輩ママに相談すると、ジャンルごとに多くの教室の情報が得られることや、紹介制で人気の教室へとつながることだそうです。

◆注目は「モンテッソーリ教育法」

 モンテッソーリ教育法とは、独自の教材を使って五感の発達を促し、自主性や集中力を養う教育法。GoogleやAmazonの創業者、日本では将棋の藤井聡太八冠の通っていた幼稚園が取り入れていたとして一躍脚光を浴びました。

 この教育法を採用している芦屋市内のインターナショナルスクールは、海外赴任の予定がある、英語を話せるようになってほしいといった理由で選ぶ親も多いとのこと。生後6か月から親と一緒に通えるレッスンもあるそうです。

2歳から保育 幼児は「トドラー」と呼ばれる(提供:芦屋インターナショナルスクール)
スクールの様子 幼児は「トドラー」と呼ばれる(提供:芦屋インターナショナルスクール)

◆子どもの頃からホンモノを

「子どもには、いいものを大切に長く使ってほしい」と願う芦屋ママの間で人気なのが、上質なランドセルカバーと、ランドセルにつける本革製の飾りパーツ。芦屋生まれのレザーショップが扱っているもので、花やお菓子、動物、スポーツなど好みのパーツを組み合わせてカバーにセットすると、他にない自分だけのランドセルになる趣向です。

 さらには、幼稚園や小学校の制服、ユニフォームをモチーフにしたキーホルダーチャームを作ることもでき、卒園・卒業記念や、スポーツチームのメンバーでそろえる人も多いそうです。

ランドセルカバー(レザーショップ Marty)
ランドセルカバー(レザーショップ Marty)
マーティレザーの制服キーホルダー(レザーショップ Marty)
制服キーホルダー(レザーショップ Marty)
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