デジタル分野で独自路線をひた進む同社。ところが社内には、主力商品のイメージからはかけ離れた一風変わった場所があります。置かれているのはギターや電子ピアノ……。じつは藤原さんは元ミュージシャンでした。
ギタリストだった藤原さんは、当時バンドで作詞作曲も担当しつつ、音楽スタジオの経営も行っていました。しかし、新型コロナウイルスの影響により音楽活動がまったくできない状況に。そこで藤原さんは、スタジオ経営と併せて映像制作の仕事も手掛けていたことと、メンバーのなかに偶然プログラマーがいたこととで、スタジオをたたみ、現在の会社を立ち上げようと決断したと振り返りました。楽器が置かれている場所は音楽スタジオ時代の名残りだそうです。
異色のキャリアを経て、日々、デジタルサイネージの可能性を追求している藤原さん。今後の展望として「ニューヨークにあるタイムズスクエアのような、人を楽しませるLEDビジョンの聖地を日本に作りたい」と語りました。
(取材・文=嵐みずえ/バンク北川)
※ラジオ関西『ばんばひろふみ!ラジオDEしょー!』2023年12月20日放送回より