パビリオンの床面積は約2400平方メートルで、以下の4つのエリアに分かれる。
• 黄色のステージ、広場やカフェがある文化エリア
• オレンジ色のエキシビションがある来場者体験エリア
• 青色の特別イベントエリア
• 緑色のオフィスやキッチン、収納スペースがあるスタッフ専用エリア
◆東京五輪・射撃場の建築資材をリユース、万博閉幕後の活用も
建設を担当するESグローバル社は、2021年に開催された東京オリンピックの射撃場で使用された建築資材を再利用する。細長い部材同士を三角形に繋ぎ合わせた「トラス構造」に、ベールのような膜をかぶせてパビリオンを支えるという。この資材はまた、万博終了後に別の建設プロジェクトに再利用され、持続可能性を追求する。
開催中は、1 日あたり1万5千人の来場者を想定している。 ステージやカフェも設け、ステージでは、オーストラリアの舞台芸術、スポーツが楽しめる。カフェでは、”フラット・ホワイト”と呼ばれるエスプレッソベースのコーヒーなどを提供する。
特別イベントエリアには、大きな宴会場、会議室、ラウンジと屋外テラスがある。これらのスペースのインテリアは、オーストラリアの美しい自然からインスピレーションを得たという。ラウンジは、1970年大阪万博のオーストラリア館をイメージしたデザインとした。イベントエリアでは、万博開催中、戦略的ビジネスプログラムを組む予定。
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◆オーストラリアと関西、関わり深く
オーストラリアは1965(昭和40)年に大阪に領事館を置き、万博開催の2025年は60年の節目に当たる(東京・三田の大使館は1952年に設置)。
■大阪・関西万博 オーストラリアパビリオン起工式 <2024年3月19日 大阪・夢洲 > ※映像提供・オーストラリア外務貿易省