しかし、あの一世を風靡した千里セルシーや、多くのスターを生み出したセルシー広場は2019年に完全閉鎖。オイルショックの時にはトイレットペーパー騒ぎで有名になった大丸ピーコックも姿を消し、2025年度中には千里阪急ホテルも閉館することが決まっています。
一時は高齢化した街も、大阪モノレールと接続して利便性が増し、大阪国際空港(伊丹空港)や新大阪にも近いことから若いファミリー層が住み始めて、いま、再び活気を取り戻しつつあります。
ここからは新駅とその周辺を見ていきましょう。
『箕面船場阪大前』は新御堂筋の下に設けられた駅です。ちなみに「阪大」=大阪大学は北摂エリア各地にキャンパスがあり、大阪モノレールの柴原阪大前と阪大病院前、阪急の石橋阪大前に次いで、4つ目の「阪大」が付く駅名の誕生となります。
改札口には近未来的な円形照明があり、通路壁面にはレンガタイルが施され、地下3階の改札部分からは長い直行エスカレーターで一気に地上2階まで上がります。
駅に隣接して建つのが、箕面市立文化芸能劇場。最新設備を備えた大ホールは1400人が収容できます。
劇場からのプロムナードの向こうには、2021年に移転してきた阪大・外国語学部のキャンパス(大阪大学箕面キャンパス)があり、その向かいには箕面市立船場図書館が。ここは大学と市民が共同利用でき、71万冊が収蔵されています。新駅の誕生もあり、現在タワーマンションが3棟建設されています。