久保田研究員は、「日本で発見された恐竜からここまでわかるというのは大きい。今回の研究はアマチュアの化石愛好家の皆さんの協力があって実現した。感謝します」と、会見に同席した松原・大江両氏に改めて感謝を伝えた。
自身の名前が、恐竜の学名につけられたことについて、大江氏は「感動しかない」、松原氏は「研究者だけではなく発見者含め地道に活動している人を評価していただくのはありがたい」と話した。
篠山層群で発見され学名がつけられた恐竜化石は、卵殻化石を除くと、タンバティタニス(和名・丹波竜)に次いで2例目。日本本土から報告された鳥類を除く恐竜化石のうち、現在有効な学名を持つ恐竜としては12例目となる。
県立人と自然の博物館では、7月27日(土)から2025年1月13日(月)まで、「ヒプノヴェラトル・マツバラエトオオエオルム」の化石などを展示する。