京の老舗・笹屋伊織、JALとコラボ第1弾 奄美産“ドラゴンフルーツ”が和菓子に変身! | ラジトピ ラジオ関西トピックス

京の老舗・笹屋伊織、JALとコラボ第1弾 奄美産“ドラゴンフルーツ”が和菓子に変身!

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 笹屋伊織では2022年、「胡麻鼓」がJAL国内線ファーストクラスの茶菓として、昼食時に提供されている。

 8月1日(木)~31日(土)までの期間限定で販売されるのは、見た目も鮮やかな、夏を感じさせる南国の奄美大島で生産されたドラゴンフルーツを取り入れた上生菓子「燦燦(さんさん)」(2種類1セット)と、干菓子「紅宝(ルージュ)」の2商品。

 いずれも”レッドドラゴフルーツ”の美しい色を生かし、あんにクリームチーズやヨーグルトといった洋の食材を取り入れるなど、職人のこだわりと、新しい挑戦が詰まった商品に仕上がった。

 奄美産のドラゴンフルーツは、台風などの天候の影響により収穫量が一定せず、傷みが早い。生産量の3分の1が廃棄されるという。さらに島ならではの物流問題もあり、島外へ安定供給することが難しい。そこで島内で果肉をピューレ状に加工している。その結果、廃棄される食材を減らし、一次生産者や地域事業者にとっても新たな販路拡大につなげている。

 JALグループでは2020年、地域の活性化のために現地に移住し、社内公募で選ばれた客室乗務員で構成される「JALふるさとアンバサダー」という制度を立ち上げた。

 奄美群島を担当するアンバサダー・川澄紘子さんは愛知県出身。奄美に移住して、「息をのむような美しい海と、島人(しまんちゅ)の暖かさに魅了された。職人の想いが詰まった色鮮やかな和菓子を手に取って、奄美の島々に興味を持っていただき、奄美群島の島々に足を運んでくださるきっかけに繋がれば嬉しい」と話す。

 そして、「人の流れを生み出すには、単なる観光キャンペーンではなく、物産品の魅力をアピールすることも重要」と今回の企画の意義を語った。

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