また、同じく城下町内にある味噌店のみそや、姫路和牛、播磨灘の穴子など、吟味された地元の調味料・食材を用いています。
多くの宿泊施設が苦境に立たされたコロナ禍には、物品販売へのチャレンジを始めました。
宿泊客からの「家でも食べたい」という声を受け、朝食で提供する姫路のソウルフード「アーモンドバタートースト」の「アーモンドバター」を、また、穴子のコース料理にラインアップしていた「姫穴子茶漬け」それぞれの商品化にこぎつけました。いずれも使用する素材にこだわっており、売れ行きも好調とのこと。姫穴子茶漬けは、“地域らしさ”と”新しさ“を兼ね備えた県産品として「五つ星ひょうご」にも認定されています。
山中さんは「祖母の営んでいた旅館時代から続くおもてなしの心を大切に、これからもお客様とのつながりを大切にしていきたい」と話しました。
※ラジオ関西『谷五郎の笑って暮らそう』2024年7月28日放送回より
(取材・文=洲崎春花)