お巡りさんは正義の味方、それとも… 昭和歌謡に歌われた警察のイメージ 職質や補導への思いも | ラジトピ ラジオ関西トピックス

お巡りさんは正義の味方、それとも… 昭和歌謡に歌われた警察のイメージ 職質や補導への思いも

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【橋本】 威圧的にこられると普通に怖いですよね。

【中将】 『黒いカバン』の時代のように学生運動とかがあるわけじゃないんだから、あくまで笑顔で丁寧に、こちらに拒否権があることもわきまえて仕事しないとダメですよ。市民にとっては一番身近な国家権力なんだからね。

【橋本】 私も昔、お巡りさんがいきなり家に来て「家族の名簿を書いてください」と言われて断ったら、すごく威圧的な態度をとられたことがあります。普通に一人きりだったから人を家に入れるのが怖かっただけなんですけど……。

【中将】 巡回訪問ってやつですね。これも誰しもタイミングが悪い時や正当な事情もあるはずだから、威圧的にすべきものではないですよね。最後の曲もそんなあたりのことを厳しく指摘する曲です。所ジョージさんで『車庫証明騒動歌』(1983)。車庫証明を取りに警察署を訪れた際の警察官の態度について怒る曲です。「悔しかったら腰の6連発を抜いてみろ」とか言っちゃうあたり、なかなかのロックスピリッツ!

【橋本】 所さんの歌詞って切り取り方が独特で好きです(笑)。しかし、一部の警察の方が放つあの威圧感って何なんでしょうか? ナメられたくないとか、そういう感じなんでしょうか。

【中将】 ほんと一部の人のせいで、組織全体がおかしく見えてしまいかねない感じはありますよね。

【橋本】 子どもの頃、財布を落としてしまい、交番に行ったときのお巡りさんの対応はとても優しくて感激したのを思い出します。みんな、子どもたちに正義のヒーローと思ってもらえるような警察官でいてほしいですね。

ラジオ関西『中将タカノリ・橋本菜津美の昭和卍パラダイス』収録風景
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