そのうえで、「次のステージとして不信任決議案提出という流れになるだろう。県議会の動きが注目される」とした。
2021年の兵庫県知事選挙で斎藤知事を推薦した日本維新の会は、次回9月6日に開かれる百条委員会で、斎藤知事に対する証人尋問の内容によっては、兵庫県議会で不信任決議案を提出する可能性を示唆している。
また、兵庫県議会の第4会派「ひょうご県民連合」はすでに、9月19日に開会する9月定例会で斎藤知事に対する不信任決議案を提出する方針を固めている。
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8月30日、斎藤知事の尋問の前に、局長クラスの幹部職員に対する尋問が公開で行われた。
この幹部は、斎藤知事が訪問先で公用車を降り、入口の手前20メートルから歩かされたことに激怒し、幹部を叱責したことについて、「非常に強い調子で言われ、私としては想定外だった。頭の中が白くなった」と振り返った。
本来は車両進入できないエリアだったが、斎藤知事は「なぜ車止めをどけておかないのか」と叱責したという。
こうしたことを踏まえ、叱責を避けるには、ある程度ルールを破らないといけないのかという委員からの質問に対し、「(基本的にルール違反しないようにしないといけないが)許容できる範囲と、できない範囲がある」と答えている。
百条委はこの他の尋問も踏まえ、「パワハラに近いと評価できるが、今後慎重に検討する。さまざまな事実が浮かび上がった」としている。