チューブ入り棒状氷菓が凍らない←オモシロ現象のワケ おうちでの科学実験に!ちょっとの裏技で解消 | ラジトピ ラジオ関西トピックス

チューブ入り棒状氷菓が凍らない←オモシロ現象のワケ おうちでの科学実験に!ちょっとの裏技で解消

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【担当者】 次に紹介するのは、「生協の宅配で買った冷凍のケーキを食べたらピリピリした」という問い合わせです。

――どのようなことが原因だったのでしょうか?

【担当者】 ケーキを食べてピリピリと感じたのは、配達時、冷凍商品の温度を維持するために発泡スチロール容器に入れているドライアイスが原因だとわかりました。

――ドライアイスは、炭酸ガスを固形化させたものですよね。

【担当者】 はい。炭酸ガスを固形化したドライアイスは、周囲から熱を奪いながら炭酸ガスに戻っていきます。商品をお届けする箱にドライアイスを入れるのですが、炭酸ガスが冷凍ケーキに吸収されることがあり、ピリピリとした刺激を感じることがあるんです。

――炭酸ガスによってピリピリと感じたということは、炭酸飲料を飲んで感じるピリピリと同じ理由なのですね。今回は冷凍のケーキでピリピリを感じたということでしたが、ほかの冷凍品でも起こるのでしょうか。

【担当者】 炭酸ガスの影響を受けやすいものと受けにくいものがあるんです。炭酸ガスの影響を受けやすいものとしては、クリーム部分に空気を多く含んでいる冷凍のケーキやアイスクリームがあり、一方、アイスキャンディーなどの氷菓は影響を受けにくいのです。

――では、冷凍ケーキやアイスに吸収された炭酸ガスは、炭酸飲料と同じように置いておいたら自然と抜けていくのでしょうか。

【担当者】 はい。吸収された炭酸ガスは、基本的には少し置いておけば自然と抜けていきますので、安心してお召し上がりください。

「ドライアイスのお話」

※ラジオ関西『三上公也の朝は恋人』より

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