『津田』は、今は高層マンションも見受けられますが、かつてSLが走っていた時代には給水タンクも設置され、陸軍演習場への専用線も敷設された歴史ある駅。
交野市に入って『河内磐船』は、300メートル離れた京阪交野線『河内森』との接続駅です。
『寝屋川公園』は1979年に「東寝屋川」として開業した掘削駅。5年前に地元負担で今の駅名に変わりました。すぐそばには2つの野球場や、15面のテニスコートもある広大な府営寝屋川公園が広がります。
『忍が丘』を過ぎて中間拠点の『四条畷(しじょうなわて)』に。1895(明治28)年、片町線は、片町からまずこの四条畷までが開通しました。ここで普通列車・西明石行きと接続します。駅の真ん前には四條畷学園の大学・短大、そして小中高校が立ち並んでいます。ただしこの駅の所在地は四条畷市ではなく、なんと大東市なんです。ちなみに駅名表記は四条畷ですが、正式な市の表記は古い字体の「四條畷」が使われます。
『野崎』は区間快速は通過しますが、野崎詣りで有名な野崎観音、ならびに、大阪産業大学や大阪桐蔭高校の最寄り駅になります。この野崎を過ぎると、左側に生駒山頂が姿を現します。
『住道(すみのどう)』は大東市の中心駅で、学研都市線の途中駅では一番利用客が多い駅です。かつては貨物の取り扱いもあり、鐘紡への引き込み線もありました。
東大阪市に入って大阪モノレール延伸時には接続駅となる『鴻池新田』を通過。そして『徳庵』の手前で、近鉄やJRの車両製造を手掛ける近畿車両の本社が姿を現します。車窓の左側に新幹線0系や塗装前の近鉄車両も見ることができます。