さらに、テレビや新聞、インターネットサイトなどから得た情報を読み解いて活用する「メディアリテラシー」も大事です。“フェイクニュース”=偽の情報を見抜く力を育むことも求められます。
このように”子どもが自ら考えて行動すること”こそが、近年重要視されている「デジタルシチズンシップ(デジタル・シティズンシップ)」(※1)。津下さんによると「デジタル技術を利用して社会に積極的に関与し、参画する能力」(※2)を指します。姫路大学が来月20日に行う市民公開講座では、メディアリテラシーやSNSの活用法を学ぶ講演のほか、津下さんが情報教育とデジタルシチズンシップについて話す時間も予定されているそうです。
「世の中に流れている情報が本当なのか、見極めるのが難しくなってきているからこそ、子どもたちにはその力を身に着けてほしい」と語った津下さん。スマホやインターネットの使用が当たり前の現代だからこそ、子どもも大人も自分自身で考えて行動する力を養うことが重要と言えそうです。
※1 参考:総務省「家庭で学ぶデジタル・シティズンシップ」(「上手にネットと付き合おう! 安心・安全なインターネット利用ガイド」より)
※2 出典:欧州評議会(2020)Digital Citizenship Education Trainers' Pack
※ラジオ関西『Clip木曜日』2024年9月19日放送回より
【姫路大学HP】
総務省「家庭で学ぶデジタル・シティズンシップ」
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