ネトフリで世界配信のアニメ映画は島根・出雲地域の魅力伝えて…広がる「コミュニケーションデザイン」 | ラジトピ ラジオ関西トピックス

ネトフリで世界配信のアニメ映画は島根・出雲地域の魅力伝えて…広がる「コミュニケーションデザイン」

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 アニメ作品や映画と言えば、その舞台となったロケーション(土地・場所、地域、施設など)をめぐる“聖地巡礼”がつきものだが、『神在月のこども』はその逆の考え方で作られた斬新な作品だ。

 “聖地巡礼”とは、先に作品があり、その世界観を求めて作品のモチーフとなったロケーションを訪ねるもの。片や『神在月のこども』は、ロケーションの魅力を伝える手段としてアニメーションの手法をとった。四戸さんは「そういったことから、稀有な作品と言われています」と笑った。

(C)2021 映画「神在月のこども」製作御縁会
ロケーションの魅力を伝える手段として制作された『神在月のこども』(シーンカット) (C)2021 映画「神在月のこども」製作御縁会

 同作品は、モントリオール国際リース賞映画祭2021で、最優秀監督賞など主要5部⾨にノミネートされた。また、22年には動画配信サービス・Netflixを通じて全世界に配信されるなど話題となり、四戸さんは、島根県からはふるさと親善大使である「遣島使」に、出雲市からは「出雲観光大使」に任命された。

 四戸さんは、来年開催される大阪・関西万博では、“コンセプトディレクター”として催し物関連の事業を担当している。「映画『神在月のこども』では“四戸”の名前のように企画、原案、原作、監督と新たに4つの扉を開いた」と話す四戸さん。今後も新たな扉を開いていくことだろう。

「クリティカ・ユニバーサル」の代表を務める四戸俊成さん(写真左)とラジオ関西パーソナリティの三上公也氏
「クリティカ・ユニバーサル」の代表を務める四戸俊成さん(写真左)とラジオ関西パーソナリティの三上公也氏 (C)2021 映画「神在月のこども」製作御縁会

※ラジオ関西『三上公也の朝は恋人』より

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