今年8月、兵庫県の明石市と加古川市に、関西で初めてテスト導入されたのが、ヤクルトの人気乳酸菌飲料「Yakult(ヤクルト)1000」の専用自動販売機です。その経緯や反響などについて、兵庫ヤクルト販売株式会社の中嶋英男さんに話を聞きました。
乳酸菌シロタ株が1000億個含まれ、一時的な精神的ストレスがかかる状況でのストレスを緩和や、睡眠の質向上の効果があるということで、注目を集めている「Yakult1000」。全国では千葉や広島で先行してその専用自販機が展開されていましたが、今年8月、明石市の朝霧ステーション(明石市朝霧町2丁目)と、加古川市の加古川ステーション(加古川市加古川町大野)の2か所に、関西で初めて試験的に設置されました。
ヤクルトは、本社とは別に、各販売会社が100社あり、その中の1つが、兵庫ヤクルト販売株式会社。同社では、昼間に対面で購入するのが難しい、働きざかりや若い世代にも商品を手に取ってもらいたいという思いから、全国に先駆けて設置したいと考え、このたび、手を挙げたとのことです。
兵庫県内31ステーションの中から、明石と加古川の2地点に決まった理由について、中嶋さんは「大通りに面していて、駐車しやすく、人通りや住民が多いなどの観点から決定しました。通常のヤクルト自動販売機のご利用率も高いので、需要があるのではと思いました」といいます。
自動販売機では、1週間分を気軽に手に取ることができる7本パック(990円)で販売中。キャッシュレスや新札にも対応し、商品は手さげ袋に入った状態で出てくるので、持ち帰りにも便利。さらに、宅配登録ができるサイトにリンクしたQRコードも備えられています。
今後について中嶋さんは「ヤクルトの商品を通じて、皆さんの健康な体づくりのお役に立ちたい。地域を一番大切にする会社として頑張りたい」と力強くコメントしました。
(取材・文=長塚花佳)
※ラジオ関西『Clip』2024年10月9日放送回より