「未来の都市」プロジェクトのクリエイティブディレクター・古見(ふるみ)修一氏は、1985年つくば万博や、2005年愛知万博、ドバイ万博「日本館」の展示演出に携わった。
この経験を踏まえ、「未来は自分たちが創り上げていく、という息吹を感じてほしい。博覧会史上、最もユニークな展示にしたい。”未来の最前線”と言ってもいい」と語った。
パビリオンは、 Society 5.0を理解するために、 「サイバー空間とフィジカル空間、 バーチャルとリアルとの融合」や、「経済発展と社会的課題の解決を両立」などをイメージしてデザイン。2重の被膜を表現する“DOUBLE SKIN(ダブル・スキン)”と表現した。
その内部には長さ92メートル、高さ5メートルの巨大なスクリーンや、4メートル四方の立方体が織りなす映像が、人類史をたどりながら未来の都市像を思い描くストーリーを描く。
日本国際博覧会協会企画局・高見明伸担当部長は、「大人も子どもも楽しみ、心に残る演出にしている。特に子どもたちには、これからの時代を自分たちの手で作っていくんだという思いを抱いてもらえたら」と話した。
そして、「大阪・関西万博のコンセプトは“未来社会の実験場”。これを最も体現しているのが『未来の都市』パビリオン。日本を代表する、さまざまな業種を担う企業が関わり、単なる展示会ではなく、1つのストーリーを全体で共有しながら体験ゾーンを作り上げていく。古見プロデューサーと協賛企業、博覧会協会と数か月にわたり議論を重ねてきた。期待してほしい」と意気込む。
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