元SKE48・矢方美紀 乳がん闘病中の思いを吐露 「喜怒哀楽をいい意味で表現できるのが人間」 | ラジトピ ラジオ関西トピックス

元SKE48・矢方美紀 乳がん闘病中の思いを吐露 「喜怒哀楽をいい意味で表現できるのが人間」

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 シンガーソングライターの川嶋あいさんがパーソナリティーを務めるラジオ番組『明日への扉〜いのちのラジオ+〜』(ラジオ関西、毎月第1・2週日曜午後5時〜)。10月13日の放送では、元SKE48のメンバーでタレントの矢方美紀さんがゲスト出演。これまでの活動や、乳がんによる闘病生活について語った。

元SKE48のメンバーでタレントの矢方美紀さん(左)と、川嶋あいさん

 2009〜2017年までの約7年間にわたり、SKE48のメンバーとして活躍してきた矢方さん。現在は、テレビ、ラジオなどに出演するほか、子どものころからの夢であった声優としての活動にも力を入れている。

 矢方さんは、大分県出身。17歳のときにSKE48のオーディションを受けたところ、見事合格。合格からわずか1週間で単身愛知・名古屋へ引っ越し。研究生期間などを経た数年後、チームSのリーダーを務めることとなった。

 グループ卒業後、現在は名古屋と東京を行き来しながら芸能活動を行っている矢方さん。幼いころには「声優になりたい」という夢を抱いていたそうで、「いま、ちょっとずつ(夢への)階段をのぼれているのかな」と手応えを感じているという。

 これまでの活動のなかでつらかった経験を尋ねられると、「仕事をするなかで、『つらいな』『苦しいな』という思いを人に伝えることをしてこなかった」とひと言。そんななか、2018年に乳がんへの罹患が発覚した。

 当時の心境について、「さすがに自分1人じゃ抱え込めない悩みだった」と矢方さん。声優になるという夢への道をステップアップしている真っ最中だったこともあり、「もしかしたら、自分が思い描いていた夢も夢のまま終わってしまうのかな、と思った」と胸中を吐露。「病気によっていろいろと崩れてしまった」と赤裸々に語った。

 乳がんへの罹患が発覚したのは、矢方さんが25歳のときのこと。左乳房の全摘出をしたのち、抗がん剤治療や放射線治療、ホルモン療法に取り組んできた。若くして罹患が判明したことはもちろん、髪が抜けるなどの副作用もあり、「驚きや戸惑いもあった」という。半年にわたる抗がん剤治療を経て、現在は仕事をしながら治療を続けている。

 つらい闘病生活のなか、「仕事ができることと、家族の存在が力になった」と思い返した矢方さん。そして、罹患を伝えたときにはショックを受けていた友人やファンが、徐々に前向きになっていく姿も勇気につながったという。

 今後の目標について尋ねられると、「いろいろな方と仲良くなりたいという夢がある」とコメント。

「『芸能人だから』『元アイドルだから』とよく言われるけど、『本当にあなたアイドルなの? というくらい親しみやすいね』と言われることもある。なので、これからもそういう(親しみやすい)人を目指していきたい。全人類と仲良くなることが最終目標です!」と声を弾ませた。

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