始発『美濃太田』から約1時間15分で沿線きっての観光スポット『郡上八幡』に到着。昭和4(1929)年開設の国の登録有形文化財の駅舎に降り立ちます。木造の跨線橋にも歴史を感じますねえ。
まちなかを流れる長良川の支流・吉田川。そして標高353メートルの八幡山山頂にお城がそびえます。江戸時代の建物や用水路を残す古い風情ある街並みは秋の散策にぴったり。また、この街は食品サンプルの聖地でもあり、食品サンプル創作館「さんぷる工房」では製作体験もできるんです。ちなみに、この街で毎年夏に行われる「郡上おどり」は、なんと30夜以上連続開催と日本最長のお祭りとして有名です。
このあと、この列車は終点『北濃』まで、さらに45分ほど進んでいきますが、今回のリポートはここまで。
関・美濃・郡上八幡など、見どころいっぱいの街を長良川に沿って走り抜ける「ながてつ」。ただし昼間は運転間隔が2時間ほど空くときがありますので、ダイヤを確認の上でぜひ一度ご乗車ください。(羽川英樹)