大和ハウス工業は19日、JR大阪駅南側のシンボルとして親しまれた「大阪マルビル」の建て替え計画の概要を公表した。
外観は“マル”を意識して、特徴的な円筒形を継承する。
初代マルビルは、2023年3月31日に閉館、同年9月までに解体工事を終えた。
大阪・関西万博の会場・夢洲に向かうバスターミナルとして跡地を活用し、その後、2030年の開業を目指して新しいビルが建設される。
「大阪マルビル」は、大阪の超高層ビルの先駆けとして1976(昭和51)年4月に誕生し、当時は大阪・梅田のどこからでも姿を見ることができる周辺で唯一の円筒型高層ビルだった。
屋上にはビルを一周する回転式の電光掲示板「コンピュートサイン」(当時は全国初)があり、ニュースや天気予報などの情報を発信。その円筒形のユニークな形状から梅田のランドマークとして長らく親しまれてきた。
■大阪マルビル紹介動画 ※映像提供・大和ハウス工業
■初代「大阪マルビル」解体動画 ※映像提供・大和ハウス工業