大和ハウスが、従来のマルビルを進化させるために取り組む「(仮称)大阪マルビル建替プロジェクト」では、ホテル(ラグジュアリーと都市型の2種類)や商業施設、オフィスに加えて展望スペースやコンサートホール(約1200席を予定)といった文化交流機能を備え、単なる建て替えにとどまらず、新たなランドマークを目指す。
“都市再生のシンボルツリー”として、大樹のような円筒型のフォルムで、窓ではなく高層ビルのために開発されたガラスの壁「ガラスカーテンウォール」を使用する。
外装には大樹の枝葉をイメージして、植物が巻き付く緑化ルーバーを設置。地上には、木陰を感じることができる半屋外の屋根下空間ピロティを設置する。
このピロティにつながるのが“球体デジタルアトリウム”。地下2階〜地上4階にわたる巨大な球体が登場、LEDディスプレイの投影映像は迫力があり、没入感を体験できる。
また、開業時から屋上に設置されていた「回る電光掲示板」も継承する方針で、新たなデザインで、JR大阪駅ホームから眺めることができるようにするという。
■大阪マルビル紹介動画 ※映像提供・大和ハウス工業
■初代「大阪マルビル」解体動画 ※映像提供・大和ハウス工業