地場産業のひとつ播州織では、先日、オリジナルデザイン「西脇チェック」を決定した。全国から集まった200ほどの作品を、テーマ性やシンボル性、織物にできるかどうかの実現性などで絞り込み、小中学生を含む市民の投票で選ばれた。「豊かな川が流れる街でたくさんの人が交流を深め、いつまでも愛があふれるように」との思いが込められている。「これから、西脇のシンボルとして製品化して、西脇のアピールに使っていきたい」という。
牛肉をはじめとする農産品が豊富で、播州織などの地場産業も盛んな西脇市には、返礼品に魅力を感じてふるさと納税をする人も多い。しかし、返礼品の一番人気は、意外にも特産品ではなく、クリーニングだという。片山市長は「市内の個人経営のクリーニング店が、洗濯だけでなく、外れかけたボタンや、ほつれなどを綺麗に直して、半年間預かって送り返してくれる。季節外の服の保管に困らないからなのか、これがナンバーワンの人気」と紹介した。
西脇市は今年2月、スポーツ庁による「令和5年度体力つくり優秀組織表彰」で文部科学大臣賞を受賞した。「“健幸”都市・にしわき」を掲げ、自身の歩数に関心を持つよう、市民が活動量計を身につけたり、運動教室なども開いている。片山市長は「平均で、体力年齢が6.6歳若返り、医療費が12万円ほど下がっているというデータを元に表彰していただいた。西脇は、日本一健康なまちに近づいていると思う」と胸を張った。
※ラジオ関西『三上公也の朝は恋人』2024年11月20日放送回より