海の“厄介者”を旨い肴に! アイデアと技術で躍進する兵庫・姫路の老舗水産会社 世界向け事業も展開 | ラジトピ ラジオ関西トピックス

海の“厄介者”を旨い肴に! アイデアと技術で躍進する兵庫・姫路の老舗水産会社 世界向け事業も展開

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 同社では技術開発にも力を入れており、グループ会社で既に成功した例も見られます。

 昨年、播磨灘産の牡蠣(かき)を扱う株式会社播磨灘に養殖部門を設置し、卵を持たない“三倍体”と呼ばれる牡蠣の養殖を開始。今年2月に東京で行われた「牡蠣-1(カキワン)グランプリ」で、生食部門初代グランプリに輝きました。他にも、牡蠣の種である種苗の生産を実施。地産に貢献できるよう取り組んでいるといいます。

グループ会社「株式会社播磨灘」で養殖している三倍体の牡蠣 提供:丸魚水産株式会社
グループ会社「株式会社播磨灘」で養殖している三倍体の牡蠣 提供:丸魚水産株式会社

 水産物の流通を担い、世界の需要や未利用魚の活用、それに伴う技術の開発など、様々な取り組みを行う丸魚水産。創業70年を控えて発展し続ける背景には、今求められることを敏感にキャッチし、挑戦し続ける行動力があることがうかがえます。姫路から世界へ羽ばたく日本の水産物の、これからの可能性に期待が膨らみます。

写真中央:丸魚水産株式会社 海外事業部の三木拓真さん 左:パーソナリティの谷五郎 右:アシスタントの洲崎春花
写真中央:丸魚水産株式会社 海外事業部の三木拓真さん 左:パーソナリティの谷五郎 右:アシスタントの洲崎春花

※ラジオ関西『谷五郎の笑って暮らそう』2024年11月24日放送回より

(取材・文=洲崎春花)

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