今年兵庫県尼崎市で開催された園田競馬で、競走馬2頭の馬名の組み合わせが国民的人気を博す食べ物を表し、その実況が話題となりました。
事が起こったのは11月26日の6レース。1着に8歳牡馬の「ラー」、3着に3歳牝馬の「メン」が入りました。
注目を浴びたのは三宅きみひとアナウンサーの場内実況です。「ラーはメンの後ろにいます」「メンとラーが並んでいる」「外から1番のラー、内がメン」といった絶妙な言い回しが「ラーメン」を想起させるとしてSNSを賑わせました。
結果は「ラーメン」の並びにはなりませんでしたが、ゴール後の「メンは伸びきれず3着入線」というコメントもファンを沸かせました。X(旧ツイッター)では「三宅アナの実況に感化されてラーメン食べます」「奇跡のコラボ」「よくそんなフレーズ出てくるなぁ」などとさまざまな反響がありました。
三宅アナに、実況の裏話や馬名「ラー」「メン」の本当の意味などについて詳しく聞きました。
――ラーとメンが同じレースに出走すると気付いたときは?
【三宅きみひとアナウンサー、以下三宅アナ】 前日の準備段階では全然気付いていなくて。ひとつ前の5レースの実況のタイミングで、6レースの馬体重の画面が出て読み上げるんですけど、そのときに「ラーとメンがいるな」って気付きました。
(実況映像は)ニコニコ生放送とYouTubeで生配信していて、ファンのコメントも常時流れているんですが、そこでも「ラーメンや」って話題になっていて、ファンの方も楽しみにしているレースなんだろうなと思いながら臨んだ感じです。