この道路は地震断層で約40センチ右横ずれを起こしてガードレールが引きちぎられ、道路が三角形のように出っ張った。その地形をそのまま保存し、本来真っすぐだったガードレールも写真のように曲がったまま設置されている。
◆街の復興をみる
震災30年を語るうえで、人々の生活がどう変わったかを知ることが必要だ。各地の復興のようすを”ビフォア、アフター”でみる。
三宮センター街 地震でセンター街のアーケードが落ちたため撤去され、空が見えていた。(写真14・15)
神戸市長田区大正筋商店街 震災時に発生した火災のため商店や民家が焼失。(写真16・17)
JR神戸駅南の歩道橋。阪神高速3号神戸線が倒壊したため歩道橋も押しつぶされた(写真18・19)。
「液状化現象」は神戸・阪神地域で発生したが、被害が甚だしかったのは神戸・ポートアイランドである。ポートライナー中公園駅付近で撮影。(写真20・21・22・23)