徹夜で1万4千本準備「節分巻き寿司」 巨人・大勢投手の“地元の誇り” 兵庫・多可町マイスター工房 | ラジトピ ラジオ関西トピックス

徹夜で1万4千本準備「節分巻き寿司」 巨人・大勢投手の“地元の誇り” 兵庫・多可町マイスター工房

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 今年の節分は2月2日。各地で準備が行われるなか、全国にファンを持つ兵庫県多可町の人気店「マイスター工房八千代」でも、1日午前から節分用巻きずしの製造が急ピッチで進められています。

マイスター工房八千代の厨房 1日午前から節分の2日日中にかけ徹夜で巻き上げを続ける
「マイスター工房八千代」の厨房 2月1日午前から節分の2日の日中にかけ徹夜で巻き上げ作業を続ける
パック詰めを待つばかりの巻きずし
パック詰めを待つばかりの巻きずし

 同店の名物「天船(あまふね)巻きずし」は、分厚い玉子焼きや大ぶりのキュウリ、甘く煮たしいたけ、かんぴょうなど、すし飯以上のボリュームを占める具材が他にない味わいを醸すと人気の商品。兵庫県を代表する味の一つとして各メディアで取り上げられ、知名度は今や全国区に。2023年には東京・銀座にも出店しました。

 同町出身のプロ野球選手、巨人の大勢投手は今年正月放送のテレビ番組で、高校卒業後に同工房でアルバイトしていた話を交えつつ、この巻きずしを「地元の誇り」として紹介しました。大勢選手の新人時代に、同工房施設長で大勢投手の親戚でもある藤原たか子さんが、巨人軍の宿舎に巻きずしや餅などを差し入れしたエピソードも残り、藤原さんは「大勢も好きと言ってくれる巻きずし」と喜びの声で話します。

マイスター工房八千代の「天船巻きずし」
マイスター工房八千代の「天船巻きずし」

 普段でも、一日平均2000本を売り上げる人気商品。今年の節分向けには本店・銀座店や百貨店での販売分などを合わせて1万4000本以上を用意します。材料の米は1200キロ、具材用の卵は2万1000個、きゅうり9000本のほか、しいたけ、かんぴょう、高野豆腐も相当量を調達。店を1月27日から今日まで一時休業して準備に専念しています。

 巻き上げ作業は、約80人体制で明日日中にかけて徹夜で続けられます。「できたてを届けたい」との信念のもと、注文が急増する節分時期もあえて前日作業にこだわり続けている藤原さん。「近所の人も手伝いに来てくれてありがたい」と感謝をあらわしたうえ、今日キャンプインした地元の星に「大勢にも頑張ってほしい!」とエールを送っていました。

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