「188」は何の番号? 生活密着も認知度低め 元ラグビー日本代表・大畑大介さんも「初めて知った」 | ラジトピ ラジオ関西トピックス

「188」は何の番号? 生活密着も認知度低め 元ラグビー日本代表・大畑大介さんも「初めて知った」

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「188」が何の番号かをご存じですか? 警察への緊急連絡は110番、消防や救急への連絡は119番、そして188番は「消費者ホットライン」です。

「188」は消費者ホットラインの番号
「188」は消費者ホットラインの番号

 消費者ホットラインは、188番に電話し郵便番号を入力すると、最寄りの消費生活センターなどの相談窓口へ自動的につながる仕組みです。郵便番号不明の場合も対応可能で、相談は無料です(通話料は必要)。また、相談データは蓄積・分析をされて、注意喚起や消費者庁での政策立案に生かされるため、相談することが他の人を助けることにもなります。

 消費者トラブルへの対応という、生活に密着した188番。ところが認知度が高いとは言えないのが実情。消費者庁は周知を図っています。

 2月9日には、消費者ホットライン188の存在を広く知ってもらおうと大阪府松原市内のショッピングモールでイベントが開催され、元ラグビー日本代表の大畑大介さんが出演するトークショーやVR動画による消費者トラブル体験などが行われました。

トークイベント 中央:大畑大介さん
中央:大畑大介さん

 トークではまず、前消費者庁次長の黒田岳士さんから消費者トラブルについての説明がありました。黒田さんによると、消費者生活センターへの相談件数は、大阪だけでも1年間に7万件強、全国では約90万件にも上ります(2023年データ)。

 この数字に大畑さんも驚いた様子で「以前、インターネットで買ったものが手元に届かないということがあった。その時は少額だったためどこかへ相談することはなかった」と自身の体験を話しました。

 年齢層別の被害件数は、高齢者がやや多い傾向にあるものの、どの世代も均一。若い世代も注意が必要と黒田さんは呼びかけました。トラブルの種は世代に応じた特徴があるとのこと。高齢者なら健康や長寿関連、若い世代なら出会いや脱毛、サブスクリプション、オンライン上のトラブルなどです。

消費生活相談 年齢層別の割合(令和6年度版消費者白書より)
消費生活相談 年齢層別の割合(令和6年版消費者白書より)
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