春の味覚、ホタルイカ。旬やから、今年もようたべてます。やっぱり酢味噌につけて食べることが多く、「なんかほかの食べ方ないかなあ」と考えていたところ、わたくし、同じイカ料理で好きなもんがありまして。それは何かというと、『いかめし』なんです。

イカの胴体の部分にもち米を詰めて、甘辛いしょうゆで炊いて作る、あの『いかめし』です。北海道あたりの駅弁としても有名ですよね。
ホタルイカもおんなじイカの仲間やから、ホタルイカをいかめしにしたらどないやろうと思いまして、作ってみました。
ボイルしたホタルイカが家にあったので、それを使います。まずは、足の部分を引っ張って頭と内臓(ゴロ)を取り、そこにもち米を詰め込みます。皆さん気がついているかと思いますが、ホタルイカです。そうです、小さいんです。胴体部分も小さいんです。そこにもち米ですから、詰めにくい(笑)。


普通のお米の粒と比べると、もち米の粒は小さいものの、ホタルイカの胴体に詰めるんやから……。そら、大き感じたわ……。
ぎゅうぎゅうにもち米を詰めたら、穴をつまようじでとめて、1つ完成。もちろん、取った足やゴロを食べながら作業を進めます。
食べて、詰めて、とめて、食べて、詰めて、とめて……。その繰り返し。

いくつか出来上がったら、水、お酒、みりん、だしの素、しょうゆ、砂糖、生姜を少々加えた鍋に入れ、炊きます。

15分ほど炊いたら一旦取り出し、煮汁だけを煮詰めていきます。煮汁が少なくなりとろみが出てきたら、再びホタルイカを入れ、煮汁に絡めて完成。さて、お皿に盛ってみます。