「カフェ」といえばちょっとひと息つきたい時や友人とおしゃべりしたい時に重宝する場所ですが、ベトナムではカフェの店舗数がものすごく多いのだそうです。2022年における調査では、なんと約33万8600ものカフェが存在すると報告されています。

カフェが多い理由や同国ならではの特徴などを「ベトナム料理研究所」(大阪府堺市)に聞きました。
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ベトナムでは都会・地方、チェーン店・個人店を問わずカフェがひしめきあっているのだとか。
「ベトナムに根付く『コーヒーを楽しむ文化』がカフェの数の多さに関係しています。友人や家族と話をしながら時間を過ごしたり、カフェのWi-Fiを使って仕事をしたりなど、国民にとってカフェは“暮らしに密着した場所”と言えます」(ベトナム料理研究所)
最近ではラグジュアリーな雰囲気や洒落たカフェも増えているそうですが、路上に机と椅子が設置されているだけのシンプルな店がベトナムのスタンダード。簡易なスタイルのため開業しやすいこともあり、同国ならではの光景として浸透しています。

イートインはもちろんのこと、出前も人気だそう。これはバイクユーザーが多い同国ゆえの「配達料金の安さ」が理由に挙げられるようです。

それにしても、なぜベトナムではカフェ文化がここまで発展したのでしょうか?