関西国際大学と和田興産が連携協力協定締結 学生目線の新たな発見を活かす 防災教育も | ラジトピ ラジオ関西トピックス

関西国際大学と和田興産が連携協力協定締結 学生目線の新たな発見を活かす 防災教育も

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 大学と企業が連携して関係を強化していこうと、兵庫県内に3キャンパスを持つ関西国際大学と和田興産株式会社(本社:神戸市中央区)が、24日、連携協力協定を結んだ。地域活性化や防災・減災、人材育成などの分野で協力を進める。

左:関西国際大学・濱名篤学長 右:和田興産株式会社・溝本俊哉代表取締役社長
左:関西国際大学・濱名篤学長 右:和田興産株式会社・溝本俊哉代表取締役社長

 両者は、大学コンソーシアムひょうご神戸が実施する「企業課題解決プログラム」で、2023年から、和田興産による古民家再生プロジェクト第1弾「ラドーレ神河」(兵庫県神河町)の活性化に、協働して取り組んでいる。

 同施設は、神河町で最古の自転車店をリノベーションした宿泊施設で、その周辺の魅力を学生たちが自らの足で調査し、マップにまとめた。「学生ならではの視点・感性で、大人が気づかないような所を再発見してくれた」と和田興産の担当者は話す。これをきっかけに、さらに関係を深め協力しようと、連携協力協定の締結に繋がった。今後、地域活性化、防災・減災力の活用、人材育成、健康増進・スポーツ振興、学術・研究の5項目を中心に様々な分野で協力していく。

 同大学では、6学部すべてで防災士の資格取得のためのプログラムがあり、これまで累計約2000人の防災士が誕生している。和田興産は神戸・阪神間を中心に累計約2万戸の分譲マンションを手掛けてきた。時代と共に地域のつながりも希薄になるなど変化が大きく、また今年が阪神・淡路大震災から30年という節目に当たることから、防災・減災への意識を高める必要があるとし、溝本俊哉代表取締役社長は「次世代を担う学生と様々なコラボレーションをしていきたい」と話した。具体的には防災士資格を持つ学生による研修などを想定する。

 関西国際大学の濱名篤学長は、「学生も多様になり留学生も増えた。グローバルな視点も必要になってくる。地元を代表する企業と共同して、課題を解決していく機会を頂けるのはありがたい」と話した。

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