大阪・関西万博(4月13日~10月13日 184日間)にパビリオンを出展する一般社団法人・日本ガス協会(東京都港区)は27日、「ガスパビリオン おばけワンダーランド」の開館式を、会場の人工島・夢洲(ゆめしま・大阪市此花区)で行った。


パビリオンの延床面積は約1600平方メートル。2023年11月に着工し、2024年10月末に完成。


1970(昭和45)年・大阪万博でのガスパビリオンでは電力、冷房用冷水、温水などすべてのエネルギーをガスでまかなうトータル・ガス・エネルギー・システムを採用した。また、ガスを利用したトイレット、エア・タオル、ガス灯なども設置された。
白一色で「笑い」をモチーフにしたユーモラスな外観が話題を呼んだ。

大阪・関西万博のパビリオンの外側は、大阪ガスが開発した高性能、高耐久の光学フィルム『SPACECOOL(スペースクール)』という鏡状の膜を使用している。


膜には周囲の風景が映り込み、見る位置や時間帯によって表情が変わる。三角形の屋根が高くそびえ、夜間はライトアップで青白色に照らし、「カーボンニュートラルな火」を表現。ガスの炎にも見えるが、“おばけ”感も引き立たせる個性あふれる外観となっている。
