“鉄っちゃんアナ”としても親しまれる鉄道通のフリーアナウンサー・羽川英樹さんのラジトピコラム「羽川英樹の出発進行!」。今回、羽川アナがレポートするのはJR京都線の『京都』→『大阪』。途中まで各駅に停まる列車でのゆったり旅です。
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JR京都線は東海道本線の京都から大阪まで42.8kmの区間を指す愛称です。この路線で京都~大阪間を移動する場合、速達性から高槻・新大阪にのみに停車する【新快速】を利用する方が大半ですが、筆者は着席できる確率の高い琵琶湖線から高槻までは【普通】(各駅停車)で、高槻から種別を【快速】に変える列車に好んで乗ります。


方向別複々線になっているJR京都線は、日中は外側線を特急・新快速・貨物が、内側線を主に快速や普通列車が走ります。それでは、今回は『京都』を出て『大阪』へ向かいましょう。
『京都』を出るとすぐに広大な梅小路公園が現れ、その先に京都鉄道博物館が見えてきます。ここでは数多くのなつかしい車両・巨大ジオラマ・運転シミュレータ体験などに加え、屋外では扇形車庫や片道500メートルを走るSLスチーム号など一日たっぷり楽しむことができます。


次の『西大路』には、駅周辺にワコール・日本新薬・堀場製作所・GSユアサなど大手企業の本社が集結しています。

『桂川』は2008年の開業で、隣接して大規模なイオンモール京都桂川が広がるため、多くの買い物客も利用する駅です。
競輪場のある『向日町』は、とっくに向日市になっているのに、駅名は依然『向日町』のまま。いま東口に京都府一の高さとなる128メートル・38階建ての高層マンションを建設中です。
『向日町』を出ると広大な吹田総合車両所京都支所が現れ、さまざまな特急や各線の車両を一堂に見ることができる、鉄ファン必見のスポットになっています。
『長岡京』はかつて「神足」(こうたり)を名乗っていましたが、1995年に現駅名に。東口には村田製作所本社ビルが高くそびえています。







