播磨国総社の境内には、桃の形をした“瓦”がみられます。これは、屋根の装飾として使われる「留蓋瓦(とめぶたかわら)」の一種で、立浪模様や獅子、鳩、植物などとともに配置され、災いを払う願いが込められています。
姫路城をはじめ、さまざまな歴史的建造物でも見つけることができるので、探してみるのも一興です。


時代を超えて続く春の祈り。今年の春は、伝統に触れながら大切な人の健康と平穏を願う時間を持ってみるのもいいかもしれません。
(取材・文=洲崎春花)
※ラジオ関西『谷五郎の笑って暮らそう』2025年4月6日放送分より






