“鉄っちゃんアナ”としても親しまれる鉄道通のフリーアナウンサー・羽川英樹さんのラジトピコラム「羽川英樹の出発進行!」。今回、羽川アナがレポートするのは、南海電鉄と泉北高速鉄道の合併により、4月1日から新たな路線名となった「南海泉北線」です。
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大阪府では千里に次いで大規模な造成を行った泉北ニュータウン。その街へのアクセスとして、1971年に南海高野線と接続する『中百舌鳥』から『泉ケ丘』で産声を上げたのが泉北高速鉄道でした。その後、徐々に延伸して現在の『和泉中央』までの14.3kmに伸びたのは1995年のことでした。


そしてこの4月、泉北高速鉄道は南海電鉄と合併して、「南海泉北線」となって新たなスタートを切ることになったのです。

高野線と分岐する『中百舌鳥』周辺は世界遺産の百舌鳥・古市古墳群があり、かつては南海ホークスの二軍が本拠地にしていた中百舌鳥球場もありました。そして、ここには1987年に大阪メトロ御堂筋線の最南端の駅も誕生しています。
ただ、駅名表示を見ると、南海は漢字、大阪メトロは平仮名、そしてバスは混ぜ文字と、なぜかバラバラなのが不思議ですねえ。



『中百舌鳥』駅2番ホームから和泉中央行の8両編成の列車に乗り込みます。泉北線は日中1時間に片道8本の運行です。
最初の駅『深井』には、駅前に「躍水(やくすい)」というモニュメントが設置されています。これは設計者の図面をもとに、あのコブクロの黒田俊介さんのお父さんが製作を担当した作品なんです。






