新酒、生酒、スパークリング、プレミアム酒——多彩な“和酒”を味わう恒例イベントが大阪で行われた。
4月12日と13日に大阪・弁天町の大阪ベイタワー(大阪市港区)で催されたのは、「和酒フェス」。会場には全国各地の酒蔵が集結し、訪れた人々は銘酒の飲み比べや、食とのペアリング、日本文化の体験を楽しんだ。

「和酒フェス」は、“日本の風土と文化の中で生まれた、人と人をつなぐお酒”を「和酒」と定義し、その魅力を発信してきたイベント。今年で10回目となり、大阪開催を迎えた今回は、初日・2日目を合わせて約1600人が来場した。


「今年は大阪・関西万博の開催により、国内外からも注目が集まるタイミング。日本を訪れる海外からの観光客にも日本の文化やお酒の魅力にいただける絶好のチャンス」と話すのは、同イベントの実行委員長を務める日下部耐史さん。

イベントの司会を務めたのは、唎酒師(ききさけし)で日本酒学講師でもある、タレントの吉川亜樹さん。長年、ラジオ関西の番組『寺谷一紀のまいど!まいど!』で寺谷さんとともにラジオパーソナリティーを務める傍ら、日本酒の魅力を発信しており、今回も来場者に和酒の奥深さを伝えた。「日本酒は究極の食中酒。旨味の塊です」と語る。
また、会場には「2024 Miss SAKE Japan」グランプリの南侑里さんも登場し、「日本人にも日本の良さを再発見してほしい。海外の方々にも日本文化と日本酒に触れてもらえたら」と来場者に語りかけた。



