「地名の花はいずこに?」 区長の発言で開始“大捜索プロジェクト” 区民の協力募る 【神戸・北区】 | ラジトピ ラジオ関西トピックス

「地名の花はいずこに?」 区長の発言で開始“大捜索プロジェクト” 区民の協力募る 【神戸・北区】

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 兵庫県は六甲山の北側に位置する神戸市北区。同市の全9区の中で最も広い面積を持ちます。

 そんな同区が「ある情報」を広く募っているといいます。一体どんな情報を集めているのでしょうか? 北区役所の広報担当・中村紀彦さんに話を聞きました。

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 同区がSNSを通じて情報提供を求めているのは、白く可愛らしい花を咲かせる「スズラン」について。寄せられた情報をもとに、スズランの捜索を行っています。

神戸市北区で捜索が続いている“スズラン”(画像提供:神戸市北区役所)

『北区すずらん大捜索』と名付けられたこのプロジェクトが始動したきっかけは、ことし4月初旬に区長が発したひと言でした。それは「北区には“鈴蘭台”という街があり区の花としてスズランが指定されているが、区内の一体どこに咲いているのかな?」というもの。

「我々広報やまちづくり担当者で熟考しましたが、なかなか答えにたどり着くことができませんでした。『区民の方々なら何か知っているのでは?』と思いたち、SNSで一緒に“スズランの謎”について考えることにしました」(中村さん)

 4月4日からXとInstagramで「#北区すずらん大捜索」とハッシュタグを付けた投稿をユーザー達に向けて依頼発信したところ、徐々に情報が集まっているのだとか。

 情報提供を受けると実際に現地に出向き確認するという中村さん。「鈴蘭公園に大量に咲いている……という情報を受け、現地へ捜索隊が向かいました。確かにスズランそっくりの花が咲いていたので調べてみると、『アセビ』という植物の仲間でした(笑)」と振り返ります。

鈴蘭公園で見つかった「アセビ」の仲間(画像提供:神戸市北区役所)
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