
先頭の1号車のみ、ポップなラッピングを施した特別車両の「パレードトレイン」(「JR WEST Parade Train」)になっており、車内に設置されたLEDパネルから、その時々にいろんな映像が流れる仕組みで、乗客の目を楽しませてくれます。


『新大阪』を出ると、すぐに淀川に差し掛かります。この区間は、おおさか東線や、貨物も通る「東海道本線支線」を走るため、3複線の一番西側の橋梁を渡ることになります。
上淀川橋梁を過ぎると、並行していたJR京都線と別れ、地下に潜って、グラングリーン大阪、うめきた公園の真下を走り抜けます。
『大阪』では、「くろしお」や関西空港に向かう特急「はるか」も発着する2023年開業の新しい地下ホーム「うめきたホーム」に入るため、またもやこのエキスポライナーの存在を知らない人も多いんです。全国初のフルスクリーンホームドア装備のホームは、従来の大阪駅から少し離れており、普段は、「はるか」「くろしお」、そして、おおさか東線の乗客しかほぼ利用しません。

その『大阪』うめきたホームを出発すると、再び地上に再び姿を現し、左からの大阪環状線と横並びに。しばらくは3線区間となって走ります。
この先、大阪環状線には『福島』『野田』の駅がありますが、この列車の走る梅田貨物線にはホームがないので素早く通り過ぎます。
まもなく『西九条』ですが、駅手前で最も右のホームのない貨物線に入ってしまいます。つまり、大阪環状線からゆめ咲線へつなぐこの主要駅も通過してしまうのですからびっくりです。
『西九条』を通過すると、しばらくは単線の貨物線を走り、ほどなく左を走るゆめ咲線の線路と合流。目の前に広大な貨物駅がひろがる『安治川口』を通過します。
そして『大阪』を過ぎて最初に停車するのが『ユニバーサルシティ』。2001年のユニバーサル・スタジオ・ジャパン(USJ)開業とともに誕生した駅で、建築家・安藤忠雄氏が設計した帆船風の屋根が特徴となっています。
つまり、このエキスポライナーはUSJ利用客にとっても、『大阪』からノンストップ10分で到達できる最速列車なんです。




