きっかけは「はしたない行為」だった? “マイボトル”が普及した驚きの理由・背景をメーカーが語る | ラジトピ ラジオ関西トピックス

きっかけは「はしたない行為」だった? “マイボトル”が普及した驚きの理由・背景をメーカーが語る

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 さて、同社では2006年に「マイボトルキャンペーン」という活動を行っていましたが、当時は「マイボトル=飲み屋でキープしたお酒」というイメージが強く、開始当初の反応はイマイチだったそう。

マイボトルという呼び方は、カスタマーに「キープボトル」を連想されてしまった(イメージ)

 そのためカフェなどへ協力を求めマイボトルに飲み物を入れられる給茶スポットを設置したり、音楽フェスなどイベントへのマイボトル持参で冷たいお茶を無料提供するなどの仕掛けを実施。徐々にマイボトルユーザーを増加させていきました。

 2008年にはリーマンショックの影響から節約意識が高まり、「お弁当男子」なるものが流行。弁当箱とともにマイボトル購入者が増加したとのこと。

弁当男子もマイボトルの普及に一役買っていた(提供:象印マホービン)

「近年では、環境意識の高まりから脱プラや3R(リデュース・リユース・リサイクル)に興味を持つ若者も増え、マイボトル利用者数はどんどん伸びています」(同社)

☆☆☆☆

 同社によると、近頃のマイボトルは「とにかく手入れが簡単」という事が重要視されているのだとか。栓とパッキンが一体化したものや、食洗機対応可能なものが人気だといいます。またハンドル付きタイプ、再び大容量サイズの需要増加傾向とも。

マイボトル選びは、手入れのしやすさもポイントに(提供:象印マホービン)

 現在開催中の大阪・関西万博の会場では給水機が多数設置されています。行く際には、マイボトル持参が得策かもしれません。

(取材・文=濱田象太郎)

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