――卵と油と……。あと、酢でしたよね?
【担当者】 その通りです。マヨネーズのおもな原料はその3つなのですが、本来、水分である酢と油が混ざり合うことはありません。それを、卵の成分の1つである“レシチン”によって結びつけているんです。これを“乳化”というのですが、この状態は温度変化や振動によって崩れてしまうことがあり、崩れると、分離して水と油に戻ってしまいます。そのため、冷気が直接当たって0度以下になると、分離してしまうのです。しかも、分離すると元に戻らないため注意が必要なんです。
――こんにゃくもそうですが、マヨネーズも冷気が直接当たる場所での保存は避けたほうが良いですね。
【担当者】 こんにゃくやマヨネーズなど、凍ることで状態が変わってしまうような食品は、温度が下がりすぎない場所、野菜室などがおすすめです。
――物価が高くなっている昨今、少しでも無駄なく使いたいですから、冷蔵庫内での保存場所も意識したいですね。ありがとうございました。
※ラジオ関西『三上公也の朝は恋人』2025年5月20日放送分より





